【注文住宅】現場監督連載始まります!基礎工事とは?①~水盛り・遣り方・根切り~

23.08.09 Wed

現場監督の永井です。

実際に家が建つまでにはたくさんの工程があります。

あまりなじみがなく、どんな事をしているかわかりにくいと思いますので基礎工事から順番にご紹介していきたいと思います。

 

基礎工事とは?

 

基礎工事とは、地面と建物のつなぎ目になる”基礎”を造る工事になります。

建物の重さのように垂直の力や、地震の際の水平な力をバランスよく地面に伝えることで、

建物の一部だけが沈んでしまわないようにすします。

その他にも、地面から上がってくる湿気を遮断する役割もあり

高温多湿な日本の住宅において、基礎工事をしっかりと行わないと家の耐用年数にも影響します。

家が完成したら目には見えない部分ですが、とても大切な工程になります。

 

01 水盛り/遣り方

 

まずは工事を始める前に建物の正確な位置を出す作業を行います。

それを水盛り/遣り方と言います。

■水盛り

水盛りとは柱や壁の中心や基準になる水平を出す作業です。

■遣り方

実際に建物を建てる場所に杭を打って、基礎の高さを決めます。

 

02 根切り

 

根切りとは、地面を掘ってコンクリートを打てる状態にすることです。

平滑になっているか、深さは図面通りになっているかなどをチェックしていきます。

 

次回は砕石・捨てコンクリートをご紹介します。